番外編レポート
UAEデザートチャレンジ2004
Team JPN

レース前

ドバイの安ホテルが満室だったので、郊外のリゾートホテルに滞在中の先発隊。ドバイのリゾートを満喫中。リゾート地として知られ、ヨーロッパから多くの観光客が訪れるドバイ。無税である為、貿易が盛んな商業都市。世界中から物が集まり、ショッピング目的の観光客も多い。最近、日本でも観光地として徐々に知られてきた。
現地法人NewLongFZEの倉庫の片隅を借り、レース前の最終調整を行っているところ。輸送中のダメージチェックや気温など環境に合わせセッティングを煮詰めている。
レース中のエネルギー補給に、日本から持ち込んだ大量のウイダーイン(約300個)、レース中に全て食べ尽くしたのにはビックリ。
練習走行
ドバイ郊外の砂丘で練習走行、初めて砂丘を目にしたメンバーは少々興奮気味。高さにして40m程の砂丘にトライした。このサイズの砂丘はUAEでは小さい方、数百メートルの高さの砂丘が何十kmも続く砂丘群が豊富にある。
砂丘の裾野から助走をつけトライ中の川合、砂丘と言えども表面は滑らかではないので、勢いだけでは登れない。スムーズで無理のないライン取りとトラクションを得る為の微妙なスロットルワークとポジション移動が必要となる。
ベテラン大橋、久しぶりの砂丘に苦戦中、砂丘の登りで止まった場合、再スタートはまず無理。バイクの向きを変え下ってから再挑戦となる。
何度もトライを繰り返し、無事全員登頂成功!頂上からの眺めは見渡す限りの砂漠、なんとも格別だった。
これでもトライ・・・・・、
砂丘に近づくことさえも難しかった。
Movie

大橋 砂丘アタック


堀田 練習中

プロローグ

レーススタート前のブリーフィング、翌日のコースや注意事項などが説明される。今回ラリーで初めて使用する新しいセキュリティシステムの説明も行われた。GPSと衛星電話が一緒になったもので非常時に自分の現在位置を通知する事ができる他、後続車の接近を知らせてくれる。使った印象としては、不具合が多くて、要改善かなといったところ。
プロローグのスタートを待つライダー。2輪部門にはクワドも含まれる。今年は10台ほどのクワドが参加。バイクのスタックを横目にグイグイと砂丘を登って行くが、トップスピードではバイクに及ばず抜かれてしまう。
スウェーデンから参加したアニー・シール。今大会唯一の女性ライダー。660RALLYでの初ラリーとのこと、小柄な体格だが総合22位という立派な成績を残した。ダカール2002に堀田と同じチームから出場し完走した実力派ライダー。
#40川崎、プロローグスタート。主催者の代表であるモハメド自ら、スタートの合図を示す。
フランスヤマハのスペシャルパーツで組み上げたWR450Fラリーバージョン。このスペシャルパーツが市販化されることを期待したい。
スイスから参戦のライダーが乗る。パリダカに向けた最終調整を兼ねての参戦との事。
カマズ
言わずとも知れた、この巨体が同じコースを走る。カミオン部門のスタートは最後だが油断していると、背後から迫るこの巨体に抜かれることになる。かなり恐ろしい。
#36 堀田
プロローグでの走行シーン。サポートクルー撮影のショット。なかなかの出来映え、プロでない限り、走行シーンを写すのって難しい。コンパクトデジカメだとなお一層。
Movie

#39深谷 プロローグ走行



スタート CP

ラリーのスタートセレモニー。UAEの首都アブダビのショッピングセンターにて盛大に行われた。
もちろんキャンギャルも、マルボロガールは総勢8人位かな。みなさんスレンダーでカッコいい女性ばかり。
スタートポディウム。大衆が見守る中、一台一台紹介されスタートしていく。すこし有名になった気分。たぶん観客は「だれ?このひと」と思っているだろうが。
#37大橋
レース初日、タイムアタックのスタートにて。この直前、初日リタイヤだけは避けたいよね・・・と話していたことが、まさか、現実となるとは。マシントラブルによるリタイヤ。運が悪いとしか言いようがない。
#36 堀田
ヘリから・・・(ウソ)
実は、橋の上からサポートクルーが撮影。
CP(チェックポイント)にて
コース上に設営されたCPにて通過チェックを受ける。
選手が所持するタイムカードにスタンプを受け、オフィシャルは通過時間を記録する。ラリーでは、要所要所にCPを設置し、コースをショートカット出来ない仕組みになっている。
給油ポイントにて、タンクローリーからガソリンを給油しているところ。給油の為に15分の時間が与えられる。給油中、FIMの審査委員が横で監視しており、サポートクルーも下手に手伝うことが出来ない。
給油後、僅かな時間を利用し、ウイダーINでエネルギー補給をしながら各部のダメージチェック。この暑さでは、固形物は喉を通らないので、ゼリー状のウイダーINは重宝した。10秒チャージの2時間キープ。
Movie
スタート後、砂丘の深くへと進む。
#36堀田 Day3スタート
#40 川崎
なんと、溶解したピストン。エンジンブローをごまかし走ったが、止まってしまった。その後、分解してみると・・・見るも無惨なピストンの姿が現れた。46℃という、想像を絶する暑さも影響しているのだろう。
砂に沈む、サポートカー。
スタックというより、沈んだという表現の方が適している。
砂が絞まったところもあれば、フカフカでズブッと沈んでしまうところもある。見ただけでは判断が付かないのが、恐ろしい。
カマズ(ロシアのトラックメーカ)
この巨体も、快調に砂丘を走ってます。バイクでも苦戦するあのコースを走ってくる姿は想像しがたい。
まるで、荒波の海をタンカーが航海しているみたい。
CPにて
CPでは必ず停止しなければならない。運悪く変な場所で、止ってしまうと、悪いと再スタートに苦労することになる。
#202 増岡選手
ライバル ペテランセルがトラブルで苦戦する中、無心でにレースに臨み、UAEデザートチャレンジ初優勝を遂げた。
ダカールに向けての準備も順調に進んでいる模様。
#38 川合
掘り過ぎ!
詳しい状況は解らないが、いくらなんでも掘り過ぎ〜。砂丘のフカフカな部分に立ち入ってしまい、結果としてこうなった。
#36 堀田
ちょっとした砂丘を登ったところ。

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#39 深谷
後ろから追われてあせり気味?
この空の青さも本物!

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#40 川崎

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写ルンです (レース中)

レース中の写真、コンパクトで丈夫な"写ルンです"がベストチョイス! 砂まみれになるレース中、デジカメは確実に壊れるだろう。
競技区間コースにて、砂丘の下りの手前で撮影した写真。

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#39 深谷
初めての砂丘に大はしゃぎ!
このレースを最も満喫したのはこの男かもしれない。

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レース前のシェイクダウンにて、全員砂丘登頂に成功!

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スタート前のライダー達。
後ろに見える砂丘群に向かってスタートする。

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スタート地点からみた砂丘群、楽しみでドキドキするというより、心配でゾクゾクする。

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#38 川合
砂丘山頂にて

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スタート風景
スタートから続くサンドトラックを走り、砂丘の奥へと入ってゆく。

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四輪スタック風景
バイクと違って、4輪はスタックすると一苦労。

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レース オンコースにて

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#40 川崎
エンジン停止、走行不能。
ここでスイープカー(回収車)が来るのを待った。

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チェックポイントにて

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ヒルクライム

写真中央部、砂丘の麓に設営されたビバーク。つまり、ビバーク脇には立派なヒルクライムがそびえ立つ。

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ビバーク脇の砂丘、高さ100m位はある。そこに居る誰もが登りたいと思うほどの立派なヒルクライムだ。
クワドの連中が楽しそうに登っている。
でも、バイクのライダー達は翌日のレースに備え、我慢した。
最終日、すべての競技区間を終えたライダー達の、お楽しみが始まった。
Movie
最終日 ゴール直後
#36堀田 チャレンジ
Movie
もちろん、彼らも挑戦した。
KTMワークス チャレンジ
Movie
バイクで登りきる為の模範解答はこれ!
KTMワークス チャレンジ
砂丘頂上から、ビバークを見下ろした光景。ダウンヒル中に撮影。

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のび太 (メカニック)
この男、PW50で登った。山頂までの長い道のり、人並みならぬ苦労があったらしい。
来年の参戦計画中とか、もちろんPW50で!

INビバーク

砂丘より見下ろしたビバーク。砂丘と砂丘の間の広いスペースに設営された。トイレ・シャワーはもちろん、レストランも設置されている。
翌日に備え、エネルギー補給。日中の猛暑で乾いた体に水分とミネラル補給。翌日に疲れを残さない為に、水でおいしいプロテインとウイダーINマルチビタミンでリカバリーを図る。運動直後のプロテイン(たんぱく質)は、痛んだ筋肉の回復を早める。
レース中の水分補給にトリプルカーボを使用した。集中力はゴールまで途切れることはなかった。
フォルクスワーゲンチームのテント。エアコン完備で快適そう。マネージャーには、元パリダカ主催者の中心的存在だったアンヌ・マリーを向かえて、充実した体制で次回のダカールに臨む。
ビバークの特設レストランでの夕食、朝食と夕食が提供される。提携ホテルのシェフが料理するビュッフェ形式で、メニューは5・6種類。味もなかなかだが、ご飯がないので物足りない。
その日のレースを終えて、ビバークで整備中。
プールもある!
砂丘の中の特設プール、なんとも言えない贅沢な気分を味わえる。
プールの水はわざわざ、タンクローリーで輸送する。
NISMOドライバー 池町
サーポートカーを運転してくれた。ときどき砂丘に入り楽しませてくれた。
写真はビバークへ続く一般道路を走行中。
Movie
特設シャワー、ちゃんとしたシャワールームがあるんだけどね・・・。
途中で、シャワールームの水が断水したらしく、こんなことになった池町。

DUNE

こんな砂丘をひたすら走り続ける。実際は写真よりもスゴイ迫力!

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