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Dakar2004
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Reports of Special Item
KTM
660 RALLY FACTORY REPLICA 2004 MODEL
フランスのディーラショップ(OFF ROAD)にて660RALLY手配、ラリー中のメカニックサービスを依頼しました。
テスト走行はパリ郊外のオフロードエリア(サンド)での、約20kmの走行のみです。
乗った感じとしては、重装備になりがちなラリーバイクであるにもかかわらず、軽くて扱いやすい車体で、また、低回転で十分なトルクがありコントロールしやすいエンジン特性でした。外見は非常に大きなバイクであるにもかかわらず、徹底した低重心化が行われており、走り出すとその大きさを忘れてしまう程でした。
ラリーで最も重要な耐久性はかなり高いレベルでした。潜在的なトラブルは皆無に近く、18日間10024kmに渡る過酷なレースにおいて、リアサスペンション破損(オイル漏れ)と燃料ポンプ支持ラバーブッシュの破損のみでした。そして、何よりもトータル100回以上にも及ぶ転倒やクラッシュに耐え走り続けたことは、660RALLYの耐久性のみでなく、KTMの品質の高さがあってこその物であると思います。
KTM RALLY SERVICE
プライベートライダーにとっては、必要不可欠な存在です。ラリー中のパーツ供給やタイヤ輸送などはプライベータにとっては非常に大きな課題となり、ラリー参戦を阻む壁となることもあります。"KTM RALLY SERVICE" のサポートにより多くのプライベートライダーのラリー参戦を可能にし、ゴールへと導いてくれます。とくに、パリダカのような長期間・長距離にわたるラリーにおいては"KTM RALLY SERVICE"の存在なしに、プライベータの参戦は考えられない程です。
今後も、プライベートライダーの挑戦を可能にしてくれる"KTM RALLY SERVICE"の継続的な提供をお願いいたします。
クレモンフェラン車検会場内 KTM社展示ブース
車両展示やバンフレット配布に加え、子供向けのバイク体験教室が行われてました。パリダカの観客を対象とした催しで、オフロードウェアに着替えプロテクターの装着を完了した子供たちが初めてバイクに乗る順番を待ってました。
このような、"RALLY SERVICE"や一般向けの"子供向けバイク体験教室"など、他の二輪メーカには類を見ない取り組みであり、KTM社がレースフィールドのみでなくモータサイクル業界全体をリードしている存在であることを感じました。
SUNSTAR
Z-SPROCKET Sprocket
約20kmのテスト走行の後、スタートから使用しました。
歯先の磨耗も少なく問題もなかったので、交換せずにそのまま最後まで使えそうでしたが、万一に備えて休息日にドライブスプロケット・ドリブンスプロケット・チェーンのセットで交換しました。
レース中、砂の巻き込みを避けるためにチェーンオイルは一切使用しませんでした。
取付ボルトの緩みや変磨耗や異音の発生などは無く、その他の問題も一切ありませんでした。
Z-Sprocketは、他の選手からの注目度が高く、Z-Sprocketをめずらしそうにチェックする光景も見られました。
参戦車両
:
KTM 660 RALLY FACTORY REPLICA
ドライブ
ドリブン
チェーン
1セット目
KTM(16T)
Z-SPROCKET(44T)
KTM(REGINA)(118L)
2セット目
KTM(16T)
Z-SPROCKET(44T)
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Date
Stage
Route
Liaison
Special
Liaison
Total (km)
from Start
Sprocket
01/01
Stage1
REGION D'AUVERGNE > NARBONNE
1
395
396
396
F
i
r
s
t
01/02
Stage2
NARBONNE > CASTELL N
6
25
532
563
959
01/03
Stage3
CASTELL N > TANGER
4
9
852
865
1824
01/04
Stage4
TANGER > ER RACHIDIA
233
75
444
752
2576
01/05
Stage5
ER RACHIDIA > OUARZAZATE
56
337
182
575
3151
01/06
Stage6
OUARZAZATE > TAN-TAN
176
351
276
803
3954
01/07
Stage7
TAN-TAN > ATAR
345
701
9
1055
5009
01/08
Stage8
ATAR > TIDJIKJA
34
355
4
393
5402
01/09
Stage9
TIDJIKJA > NEMA
3
736
739
6141
01/10
Stage10
NEMA > MOPTI
01/11
Stage11
MOPTI > BOBO-DIOULASSO
528
528
6669
01/12
RestDay
--- BOBO-DIOULASSO ---
01/13
Stage12
BOBO-DIOULASSO > BAMAKO
85
213
368
666
7335
S
e
c
o
n
d
01/14
Stage13
BAMAKO > AYOUN EL ALTRO S
230
478
26
734
8069
01/15
Stage14
AYOUN EL ALTRO S > TIDJIKJA
547
4
551
8620
01/16
Stage15
TIDJIKJA > NOUAKCHOTT
2
579
70
651
8620
01/17
Stage16
NOUAKCHOTT > DAKAR
60
191
396
647
9918
01/18
Stage17
DAKAR > DAKAR
42
27
37
106
10024
ARAI HELMET
TourCross STORM
例年になく過酷なレースとなった今回のパリダカ、転倒回数は100回を超えました。頭から地面に突っ込むことも多くあり、そのたびにヘルメットの重要性を感じるとともに"TourCross STORM"の丈夫さに感心させれれました。
前回のパリダカではSHOEI製「HORNET」を使用しましたが、自作ステーで補強したにもかかわらず、バイザーが風でめくれたり転倒でバイザー外れたりすることがたびたびありました。今回使用した"TourCross STORM"では、これらの問題は皆無でした。
・ラリー中の100回を超える転倒、転倒時にバイザー部分から砂に突っ込むことが多かったのですが、バイザーの破損は一切無く多少の傷が残った程度でした。
・走行中の風によりバイザーがめくれることや変形することも全くありませんでした。ハイスピード走行時にバイザーが受ける風圧による不快感も少く、全く気になりませんでした。
・寒冷地でのシールドの曇りは、バイクを停めた時や極低速での走行時に発生しましたが、バイザーをわずかに開け一時的に風を通すことで解決したので全く気になりませんでした。
・ダート走行でのヘルメット内への砂や埃の巻き込みも少なく、シールド内面の汚れも少なく、砂嵐の中の走行でも不快感を感じることはありませんでした。
・シールドタイプヘルメットを使用したことにより、ゴーグルを持ち管理する煩わしさから開放されました。シールドの汚れについては、走行中でも軽くグローブで拭き取れば簡単クリアな状態となります。シールド内側の汚れも同様にグローブで拭き取ることでクリアになりました。暑い時はバイザーを少し開けて風を取り込み、寒ければシールドとダクトをしめて冷たい外気を減らすことが出来るのはシールドタイプヘルメットならではのメリットであると思います。
その他
シールド
ARAI純正 ライトスモーク
傷が多くなったので、レース前半終了時の休息日に交換
キャラコート済 ライトスモーク
強い日差しへの対策
コーティングの剥がれが多かったです。
内装
<冷・乾>内装 システムパッド
休息日に取り外し洗濯しました。乾きが早くよかったです。
CASIO
ProTrek
例年になく過酷なレースとなった今回のパリダカ、"ProTrek"も泥・埃・砂まみれの過酷な環境下でその役割を果たしました。
フランスをスタートしてからダカールにゴールするまで、"ProTrek"を肌身離さず身に付けていました。レース中の時刻確認や方位確認、毎朝の起床のアラームなど"ProTrek"は多くの役割を果たしてくれました。
レースでは転倒やクラッシュを繰り返し、その回数は100回以上にも及びました。常に左腕に付けていた"ProTrek"もライダーと共に転倒やクラッシュの衝撃を受け、泥・砂・埃まみれとなりました。この様に過酷な環境でもビクともしない"ProTrek"に、その耐久性を高さを痛感しました。
アナログ指針は、ライディング中の素早い時刻確認を可能にしてくれました。
アフリカでのレース中の電池交換は不可能です。タフソーラーのおかげで、万一の電池切れの心配はありませんでした。
型式:PRG-60LJ
Weider
ウイダーinゼリー エネルギーイン・ビタミンイン
例年になく過酷なレースとなった今回のパリダカ、ラリー中は食事に費やす時間は限られます。短時間でエネルギー補給できるウイダーinゼリーは必要不可欠なアイテムとなりました。
毎日の競技区間では、ポケットにウイダーinゼリーを3つ・4つを携帯し、ガソリン給油時の僅かな時間に昼食として食べ、エネルギーを補給しました。ゼリー状なので、食べやすく時間の節約になりました。
時間が無い時や疲れて食欲がないときなど、素早く手軽にエネルギーとビタミンを摂取することが出来ました。
パリダカのアフリカステージにはエネルギーインが48個、ビタミンインが36個、合計84個のウイダーinゼリーを持ち込み、一日平均5個程食べました。
KING OF SEAT
NOGUCHI
例年になく過酷なレースとなったダカール2004、一日あたり約700km、
12時間以上にわたり走り続けました。これだけ長時間にわたりバイクに乗り続ける間、"野口シート"は優しく確りとライダーに接してくれました。ラリーが過酷さを増し、厳しいステージが続くに連れ、"野口シート"の良さ感じる場面が多くなりました。
リエゾン(移動区間)での長時間のシッティング走行では、柔らかくライダーのヒップを包み込んでくれ、疲労を軽減することが出来ました。SS(競技区間)でも、車体を跳ね上げる下からの衝撃を吸収してくれ、シッティング走行を快適にしてくれました。
過去のレースでメーカー純正シートを使用した時は、たった数日間ラリーでもヒップに大きな吹出物が多数発生し、着座時に痛みを感じてました。しかし、"野口シート"では、18日間に渡る長期間のラリーにも関わらず吹出物の発生が非常に少なく着座時に痛みを感じることはありませんでした。
また、懸念していた持病の内痔(イボ痔)ですが、悪化することもなく無事ゴールすることが出来ました。これもまた、"野口シート"のおかげではないかと思います。
JK design + products
GRAPHIC
例年になく過酷なパリダカ、転倒・クラッシュは100回以上、
JKDP特製デカールが剥がれることはありませんでした。
もしこれが、個々にステッカーを貼り付けていたならば・・・、2/3のステッカーは剥がれ落ちていたでしょう。そして、キャンプ地でステッカーの補修や貼り直しに多くの時間を取られていた事と思います。
18日間10024kmに渡る過酷なレースにも関わらず、ニーグリップなどによるデカールの磨耗や損傷は全くありませんでした。クラッシュしたときに岩でFRP製のフロントカウルを割ってしまうことがありました。FRP製カウルが裂ける程なので、その割れ目に沿ってデカールも切れてはしまいましたが、そんなときでもデカールは剥がれることはありません。
JKDP特製デカールを日本から持参し、新車のKTM660RALLYに貼ったのですが、デザイン済みなので、レイアウトに悩むこともなく、デカールのサイズもピッタリで、現地フランスでの貼り付け作業はとてもスムーズに行きました。
ラリー中の他の選手からの注目度が非常に高く、何度もどこで作ったの?など 度々質問されました。パリダカでは、プライベートライダーにこのデカール程のグラフィックはありませんでした。
Absolute
HID
例年になく過酷なレースとなった今回のパリダカ、一日平均700kmを走りました。長距離ステージでは、真夜中にスタートして、日が暮れても走り続けることが何度かありました。街灯も家の明かりも何もないアフリカで日没後の暗闇を走る時、頼りになるのはヘッドライトだけです。
先が予想できないダート、真暗闇の中の砂丘、HIDはしっかりとルートを照らしてくれました。夜間走行では、とても心強く有効なアイテムでした。
ある夜、他のバイクと横に並び走る機会がありました。HIDの明るさの違いは一目瞭然で、他のバイクが可哀想に思えてしまう程の明るさの違いでした。
HIDコントローラ・イグナイターは小さく軽量で、KTM660RALLY車体を加工することなく、フロントカウル内にコンパクトに収まりました。
レース中の転倒・クラッシュは100回以上、ヘッドライトレンズが割れることもありました。しかし、このアブソリュートHIDはノートラブル。これらの衝撃にも耐え、ゴールまで一切の部品交換や修理は必要としませんでした。
ACERBIS
IMPACT ENDURO JACKET
例年になく過酷なレースとなった今回のパリダカ、転倒やクラッシュは100回以上、様々なシチュエーションでの転倒にもこのジャケットは切れたり裂けたりすることなく、ゴールまでほぼ無傷という程の優れた耐久性でした。
また、このように丈夫でありながら、軽く、動きやすく、身体の動きを妨げるようなことは一切ありませんでした。
そして、真冬のフランスから真夏ダカールまで、このジャケット1枚で対応できました。各部のベンチレーションを開けることにより、30℃を越す気温の中でも着用し続けることが出来ました。
ポケットの数は、なんと11個。とくに背中の大容量ポケットは、防寒用のジャンバーを入れたり、バイクのツールケースが壊れたときにツールしまったりなど、収納性に優れとても便利でした。レース中はウエストバッグなどは必要もなくジャケットのみで十分にアイテムを収納できました。
カスタマイズ
・内ポケット左右2つ追加 (パスポート・貴重品用)
・キャメルバック対応 キャメルバックポケット・ホース取り出し口
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