パリダカとは

 壮大な大自然の中、何千キロもの距離で競われるモータースポーツ、ラリーレイド(クロスカントリーラリー)。その頂点にあるレースがこのダカールラリー(通称パリダカ)です。創始者(故ティエリー・サビーヌ)と共に夢を抱いた冒険者達により1979 年に初開催されました。冒険レースとして世界に知られるパリダカは、砂漠・サバンナ・岩石地帯・熱帯雨林などの大自然が舞台です。レースは年明けと共にフランスをスタート、アフリカの大地を約3 週間かけて走破し、アフリカ最西端の都市ダカールをめざします。

世界一過酷なサバイバルレース

ダカールラリーは世界で最も過酷で冒険色に富んだレースです。その過酷さと壮大さが故に、サバイバルレースの代名詞として世界中にその名が知られます。約3 週間・走行距離は約10,000km.という壮大なスケールの中、完走率平均38%という壮絶な戦いが繰広げられ、走り遂げた者が勝者と言われるほどです。

限界に挑む、究極のヒューマンアドベンチャー

アフリカ大陸のサハラ砂漠をメインに、未開拓の地を約3 週間かけて走破するパリダカ。選手達は、アフリカの偉大な大自然を相手に、数多くの困難に立ち向かい、自らの知力、体力、精神力のそのすべてを発揮し、自分自身の限界に挑戦します。

大自然、そして、人々とのふれあい、アフリカの魅力

パリダカの大きな特徴は、コースの大半が未開拓で大自然があふれるサハラ砂漠で行われることです。世界最大のサハラ砂漠は、時に詩的で美しく素晴らしい光景を見せてくれる。しかし、その反面、常に死や遭難の危険と隣り合わせであるという大自然の厳しさを教えてくれます。そして、アフリカの人々は、この過酷なレースに挑む選手たちを、すばらしい笑顔で迎えてくれます。

世界から注目されるイベント

雑誌・新聞・テレビ・ラジオなど、各メディアからの注目度は非常に高く、世界170 カ国でトータル約600 時間もテレビ放映されました(2004 年大会)。 パリダカはヨーロッパ圏をはじめ、アジア・アメリカ・アフリカで人気を集めており、世界の5 億人の熱い視線が冒険ラリー「パリダカ」に注がれています。日本においても各メディアで大きく取り上げられ、テレビでは特番も組まれ、ニュース・スポーツ番組などでも紹介されます。

他に類のないスポーツイベント

その特異性が故に、日本においても年々パリダカ人気は上昇し、年明けの過酷なレースとして知られます。
この大自然を舞台にしたレースに、自らのすべてをかけ挑戦する選手の姿や、壮大で美しい砂漠の光景、アフリカの大自然は日本人の心を掴み、モータースポーツファンのみでなく、多くの人々から関心を集めます。話題性としては、F1(Formular 1)以上に注目されるイベントです。2004 年のパリダカの放映時間は日本国内では9 時間にも及びました。
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